環境問題は、全人類の生存に直接かかわる問題である、という点で、非常に重大な問題となっています。しかも、これらの原因は、工場廃水、自動車の排気ガスなど、その歴史に登場したころは、そのどれもが将来人類の生存、健康、環境を脅かすとはかんがえられなかったものばかりです。いまや、当たり前の生活に欠かせなくなったそれら当たり前の物質が、全人類の生存を脅かす環境問題になっています。いや、全人類だけではありません。この地球上に存在している、全ての生物の生存に関わる問題だということを、我々は認識する必要があります。
環境問題は、色々な問題が複雑に絡み合い、それぞれの影響が作用しあって、解決が非常に難しいものばかりです。政治的・経済的・技術的な問題のみならず、大元にある人類の意識、認識までもが絡み合い、まさに一筋縄では解決不可能な難問が、人類の前に立ちはだかっているのです。
私は、これらの中で環境問題の解決にとって、最も大きい障害は「人類の意識、認識」だと思います。何故なら、一人一人がもっと環境問題・環境保護に関して高い意識・認識をもっていたのなら、環境問題はここまで発展することはなかったでしょう。
とはいえ、私は人類がそこまで愚かだとは思っていません。実際には、ほとんどの人に「意識」が足りないのではなく、「認識」が足りないだけで、環境問題の現状を知れば、多くの人は「意識」が高まるのではないか、と考えています。多くの人が環境問題を認識すれば、環境に対する意識が高まる。多くの人の意識が高まれば、企業、政治家なども環境を意識した会社、人が成長してゆくことになる。(でなければ、意識の高い人達の賛同、理解を得られない。)科学技術の発展も、より環境を意識したものとなる・・。私はそう考えます。人が変われば社会も変わるはずです。
このサイトに目を通し終えた後、私があなたに望むものは、「私一人だけが努力しても・・・」という発想を止めることです。例を挙げて見ますと、「美しい空気」は、それを実現するためにあなたが努力したとしても、決して一人占めすることはできません。人類の、いや、全地球上の生き物の共有財産です。逆にいえば、他の誰かが努力して、「美しい空気」という環境を創ってくれると、その一部を所有する権利のあるあなたにとっては一番ラクで、おいしいわけです。しかし、人間は利口な生き物です。一番ラクで、おいしいやり方を皆考えます。つまり、皆が皆、そう考えると、結果、誰も「美しい空気」という環境を実現する努力をせず、いつまでたっても空気は汚いままなのです。これでは、人間が本当に利口な生き物なのかどうか、疑問符がついてしまいます。大気汚染物質は滞ることなく排出されつづけ、取返しがつかないレベルにまできているというのに、それでもまだ「他の誰か」に押し付ける・・・。自分一人のことを考えるのは、もうそろそろ止めなくてはいけないことに、人類は気づき、行動を起こせるはずだと、私は信じています。
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