さて、過去100年で地球の平均気温は約0.5度上昇している、といわれています。その温度の急上昇はここ30年が主となっており、年を経つに連れ、その急上昇の度合いは大きくなっています。仮に、このままの温度上昇が続けば、2100年までに地球の平均気温は1990年と比べて1,4度〜5,8度、海面水位は約0,9メートル上昇する、といわれています。しかし、どうして過去100年の間に、これほどまでに気温の上昇がみられるようになったのでしょうか?
18世紀末、イギリスで産業革命が起こります。以後、人類は石炭、石油、天然ガスなどといった化石燃料にたよった社会を発展させることになります。これら化石燃料は、燃焼することにより大きなエネルギーがえられます。工場を稼動させたり、車を走らせたり、といった現代の文明になくてはならない部分を支えているものです。ところが、これらを燃焼させると、エネルギーを得られると同時に二酸化炭素が排出されてしまいます。二酸化炭素は温室効果をもっており、地球を暖める働きをすることは先に述べました。これが、産業革命以後の過去100年で地球の平均気温が急速に上昇している原因である、といわれています。実際に南極の氷を調査し、各時代毎の空気中に含まれる二酸化炭素の濃度を測定した所、産業革命開始当時の二酸化炭素濃度は0.028%(280ppm)に対し、2004年には約378ppmと1,3倍もの濃度になっていることが明らかになりました。このまま対策を取らずに放置すれば、その濃度はさらに上がって行くだろうと考えられます。
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