酸性雨―この言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。酸性雨とは、その名前の通りに、酸性を示す雨のことです。しかも、酸はものを溶かしてしまう性質があります。しかし、一体どうして雨が酸性雨となってしまうのでしょうか。
実は、もともと自然の雨というものは弱酸性です。学校で習った理科の授業を思い出していただきたいのですが、酸性を示すのはPH(ペーハー)という数値で表します。PH7が中性、PH7より下が酸性、上がアルカリ性です。自然の雨は、PH6、という弱酸性を示すのが本来です。これは、なぜかというともともと大気中にもCO2(二酸化炭素)が含まれていますので、このCO2が溶けてこのように弱酸性を示すことになるわけです。環境問題としてとりあげる酸性雨とは、PH5.6以下という、強い酸性の雨のことをいいます。では、なぜ、大気汚染物質を含まない、自然の雨がもっている弱酸性は、河川、湖沼や土壌を酸性化しないのでしょうか?それは、自然にはもともと酸性化したものを中和する能力が備わっており、PH5.6という数値よりも上の弱酸性であれば、本来の中和能力で中和してしまうのですが、継続的にそれよりも強い酸性雨が降ってしまうと、自然の中和能力を超えてしまい、湖沼、河川などが酸性化してしまう、というわけです。
|環境問題・環境保護〜サルでもわかる〜TOP|サイト利用時の注意点|
環境問題・環境保護〜サルでもわかる〜 All Rights Reserved. 2007 lastupdate:08/07/08