まず、もっとも最初に挙げられるのが河川、湖沼などの水を酸性化させることにより、生態系へ与える影響だといえるでしょう。特に、湖のように、流れのないところだと継続的に降り注ぐ酸性雨の影響で、生物そのものが住めなくなる、ということもありえます。酸性が増すにつれ、プランクトン、それをえさにする小魚、大型の魚と、その姿を消して行くことになります。最後には、大型魚を捕食する鳥の姿も、その湖からは消えてしまう、というわけです。実際に、スウェーデンやノルウェーなどの湖沼では、水生生物が全滅している所もある、との報告がなされています。
また、樹木や森林へ与える影響も大きいと考えられています。酸性雨により、傷つけられた植物は、光合成を正常に行えなくなります。さらに、土壌自体が酸性化すると、土壌に含まれている毒性を有する金属類が溶け、それを吸収した樹木が枯れてしまう、という影響もあるのです。その他、人類の遺産である歴史的建築物や文化財なども、コンクリート、大理石、金属を腐食させるこれら酸性雨によって、被害がでています。アメリカ・ニューヨークの自由の女神像が酸性雨により腐食され、これを修理した、というのは有名な話です。これら酸性雨の影響は、特にヨーロッパなどで大きい被害を出しています。
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環境問題・環境保護〜サルでもわかる〜 All Rights Reserved. 2007 lastupdate:08/07/08